2017年12月07日
オーディオ奮戦記第21回 ラックスマン SQ-38FD MKⅡ メンテナンス
約10日前にネットショップで、音出しはOK!というものを購入.
しかし、電源ONして、暫くしたら右側の出力が小さくなり歪みが甚だしくなる。
そこでメンテナンス
プリアンプと分離してメインアンプにダイレクトにCDを繋ぐ、同じ現象なのでメインアンプの故障だ。
早速、カップリングコンデンサー、電界コンデンサーの交換 電源のリップル用は後回し
出力トランスは一次側、二次側ともにテストの結果問題は無い
真空管6AQ8の第一グリッドと1MΩとアース間にある 0、47uF のMPコンデンサーから液漏れを発見
交換すれば直った。 この1MΩの抵抗、回路図に無く、取り外した。 (同回路のMQ-60にも無い)
しかも現物のLCHには無くRCHのみにある。不思議だが購入前に誰かがメンテナンスして忘れものかと?
しかし、他も古いのでコンデンサー関係は劣化が考えられて、メインアンプ部は全てMPコンデンサーに交換。
電源のリップル用も JJ製の 560V、100uFー100uF に交換 容量は約2倍とした。
ただ、バイアス用のブロックコンデンサーが無かったのでそのまま使い、200uFを並列に挿入。容量不足を補った
真空管、6267、6AQ8 も新品に交換、50CA10は新品で4本で8万円もするので、そのままとした。
ただ、同じメインアンプ回路のMQ-60 を2台持っているので予備用に中古で6本在庫している。壊れればこれを使う.
バイアス調整用の可変抵抗がおそまつなもので壊れると50CA10に異常電流が流れて壊れてしまう。
高級なものに変更した。
バイアスは少し深めに設定、50CA10と出力トランスの負荷軽減のためにそうした。
またB電圧も電源トランスのタップに350Vにつながっていたものを340Vがあったのでこれを使う
50CA10のプレート電圧が規格のギリギリ電圧なのでDC450VからDC430Vに下げた、
DC400V位にしたかったのだが、!
いよいよ音出し
CDとレコード繋ぎ切り換えて再生、スピーカーはサンスイSPー6000
見事に綺麗に再生する。
4時間のエージング 少し気になるのは電源トランスが熱くなる、バイアスも深めでこんなものなのかと、
3極管50CA10と出力トランスOY15-5の捲線の特徴なのか、快い音だ。
このアンプ、友人に譲るものなので、真空管アンプの勉強のため、プリアンプの部品交換はその人に委ねることにした。
写真① 部品交換した古い物
写真② 交換後の裏面
写真③ 交換後の上部前面から
家安冨三
しかし、電源ONして、暫くしたら右側の出力が小さくなり歪みが甚だしくなる。
そこでメンテナンス
プリアンプと分離してメインアンプにダイレクトにCDを繋ぐ、同じ現象なのでメインアンプの故障だ。
早速、カップリングコンデンサー、電界コンデンサーの交換 電源のリップル用は後回し
出力トランスは一次側、二次側ともにテストの結果問題は無い
真空管6AQ8の第一グリッドと1MΩとアース間にある 0、47uF のMPコンデンサーから液漏れを発見
交換すれば直った。 この1MΩの抵抗、回路図に無く、取り外した。 (同回路のMQ-60にも無い)
しかも現物のLCHには無くRCHのみにある。不思議だが購入前に誰かがメンテナンスして忘れものかと?
しかし、他も古いのでコンデンサー関係は劣化が考えられて、メインアンプ部は全てMPコンデンサーに交換。
電源のリップル用も JJ製の 560V、100uFー100uF に交換 容量は約2倍とした。
ただ、バイアス用のブロックコンデンサーが無かったのでそのまま使い、200uFを並列に挿入。容量不足を補った
真空管、6267、6AQ8 も新品に交換、50CA10は新品で4本で8万円もするので、そのままとした。
ただ、同じメインアンプ回路のMQ-60 を2台持っているので予備用に中古で6本在庫している。壊れればこれを使う.
バイアス調整用の可変抵抗がおそまつなもので壊れると50CA10に異常電流が流れて壊れてしまう。
高級なものに変更した。
バイアスは少し深めに設定、50CA10と出力トランスの負荷軽減のためにそうした。
またB電圧も電源トランスのタップに350Vにつながっていたものを340Vがあったのでこれを使う
50CA10のプレート電圧が規格のギリギリ電圧なのでDC450VからDC430Vに下げた、
DC400V位にしたかったのだが、!
いよいよ音出し
CDとレコード繋ぎ切り換えて再生、スピーカーはサンスイSPー6000
見事に綺麗に再生する。
4時間のエージング 少し気になるのは電源トランスが熱くなる、バイアスも深めでこんなものなのかと、
3極管50CA10と出力トランスOY15-5の捲線の特徴なのか、快い音だ。
このアンプ、友人に譲るものなので、真空管アンプの勉強のため、プリアンプの部品交換はその人に委ねることにした。
写真① 部品交換した古い物
写真② 交換後の裏面
写真③ 交換後の上部前面から
家安冨三