希土類磁石サマリウムコバルトsamarium
特徴
生産金額においてフェライト磁石を上まわるまでに急成長した希土類磁石は、他の磁石に比べると
同じ大きさであれば磁気エネルギーがはるかに強力であることから、軽薄短小の波に乗り、
幅広く先端分野で利用され、現在ではハイテク製品には必要不可欠の磁石となっています。
希土類磁石は、サマリウム・ネオジウムなどの希土類元素を含むことから名付けられているもので
サマリウムコバルトとネオジムの二種類が主です。
サマリウムコバルトの長所と短所
ネオジウムの出現までは、世界最強の磁石として知られていたサマリウムコバルトは、ネオジウムに
比べて、残留磁束密度及び保持力の温度係数が小さく、優れた熱安定性を有しています。
また、耐食性がネオジウムよりも良いことから、ネオジウムのようにニッケルメッキなどの表面処理を
しなくても使用できます。 一方、原料であるサマリウム及びコバルトの供給が不安定で価格が高く、
磁気特性から見てコストが割高であることが難点と言えます。
また、機械的強度が低いために欠け易く扱い難い面もあります。
サイズ表
丸型 | 角型 |
---|---|
径×長さ(厚み) | 長さ×幅×高さ(厚み) |
Φ2.5×8 | 3×2×0.75 |
Φ3×1 | 3×3×2 |
Φ3×1.5 | 5×4×3.8 |
Φ3×2 | 5×4.2×2 |
Φ3×3 | 5.5×3×2 |
Φ4×1.6 | 7×7×3 |
Φ4×2 | 9×4.3×7.6 |
Φ4×5 | 12×8×3 |
Φ5×1.5 | 14×14×1.2 |
Φ5×3 | 14.5×9.6×4 |
Φ5×4 | 14.5×9.6×4.5 |
Φ6×3 | 26×8×4 |
Φ6×5 | 28.5×16×5 |
Φ6×6 | 32×27×4 |
Φ6×8 | 32×27×5 |
Φ8×3 | |
Φ10×3 | |
Φ10×5 | |
Φ12×3 | |
Φ20×3 |
※記載されているサイズは、一部ですのでお問合せ下さいますようお願い致します。
希土類磁石の磁気特性
磁気特性値は代表値であり、品質を保証するものではありません。
形状、寸法、製造条件、使用環境条件等により変化します。
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希土類磁石(サマリウムコバルト)