希土類磁石ネオジウムneodymium
特徴
生産金額においてフェライト磁石を上まわるまでに急成長した希土類磁石は、他の磁石に比べると 同じ大きさであれば磁気エネルギーがはるかに強力であることから、軽薄短小の波に乗り、 幅広く先端分野で利用され、現在ではハイテク製品には必要不可欠の磁石となっています。 希土類磁石は、サマリウム・ネオジウムなどの希土類元素を含むことから名付けられているもので サマリウムコバルトとネオジウムの二種類が主です。
ネオジウムの長所と短所
現在、最も最高特性を有する超高性能磁石である。こうした高い特性と主原料が比較的豊富な ネオジウムと鉄のため、サマリウムコバルトのような将来の資源的問題もなくコスト比較的安くできることが 大きな特徴です。また、比重がサマリウムコバルトよりも10%以上も低いため、小型化、軽量化のニーズ にも摘応します。さらに機械的強度が高いために、欠けや割れが少なく、機械加工や着磁後の取り扱いが 容易です。一方、残留磁束密度および保持力の温度係数が、サマリウムコバルトよりも大きいため、使用温度と動作点について設計時点での注意が必要です。このほか、耐食性が悪いために錆びやすく、高温多湿の環境で使用する用途に対しては、表面処理が必要となります。表面処理には、用途、適用形状などによりいろいろ方法があります。
サイズ表
丸型 | 角型 |
---|---|
径×長さ(厚み) | 長さ×幅×高さ(厚み) |
Φ2×2 | 6×6×4.5 |
Φ2×3 | 10×3×3 |
Φ3×2 | 12×7×4 |
Φ3×3 | 15×6×2.8 |
Φ3×4 | 15×10×5 |
Φ4×2 | 15×14×2.4 |
Φ4×3 | 18×18×2.1 |
Φ5×3 | 20×10×2.1 |
Φ5×4 | 27×12×2.1 |
Φ5×5 | 30×25×3 |
Φ6×2 | 30×30×10 |
Φ6×3 | 40×11×6 |
Φ6×5 | 40×30×3 |
Φ7×3.5 | 46×30×10 |
Φ8×2 | |
Φ8×3 | |
Φ8×3.5 | |
Φ8×5 | |
Φ10×3 | |
Φ10×4 | |
Φ10×5 | |
Φ10×10 | |
Φ15×5 | |
Φ20×5 | |
Φ20×10 | |
Φ21×4.6 | |
Φ23.5×16 | |
Φ23.5×20 | |
Φ30×15 |
※1 記載されているサイズは、一部ですのでお問合せ下さいますようお願い致します。
※2 基本、受注生産となりますので、ご希望形状・グレード等のオーダー可能であります。
希土類磁石の磁気特性
磁気特性値は代表値であり、品質を保証するものではありません。
形状、寸法、製造条件、使用環境条件等により変化します。
希土類磁石(ネオジウム)