アルニコ磁石Alnico magnet
特徴

アルニコ磁石は、高磁束密度、磁性の温度依存性が小さい、低温減磁、熱減磁が起こり難い、
磁石の強度が強い、など磁石材料として極めて安定していることを特徴としています。
こうした数々の優れた磁気特性を持ったアルニコ磁石は、長い間、磁石の中心的でありましたが、
主原料であるコバルト、ニッケルの供給問題と価格の不安定から価格の安いフェライト磁石に
とって代わられ、現在では磁石の王座を他の磁石に明け渡しています。
しかしながら、外部の温度による磁気特性の変化が少ないため、計器用を中心に根強い需要があり、
重要な磁石であることには変わりません。
アルニコ磁石の磁気特性 (代表例)
磁気特性値は代表値であり、品質を保証するものではありません。
形状、寸法、製造条件、使用環境条件等により変化します。
項目 | 単位 | アルニコ5 |
---|---|---|
残留磁束密度 | mT | 1250~1350 |
Br | kG | 12.5~13.5 |
保持力 | kA/m | 46.2~52.5 |
bHc | Oe | 580~660 |
最大エネルギー積 | kJ/m3 | 35.8~43.8 |
(BH)max | MGOe | 4.5~5.5 |
Brの温度特性 | %/℃ | -0.02 |
キュリー点 | ℃ | 850 |
密度 | g/cm3 | 7.3 |

サイズ表
丸型 | |
---|---|
径×長さ | |
Φ2.9×12 | Φ8×20 |
Φ3×20 | Φ9×20 |
Φ3×50 | Φ10×10 |
Φ4.8×20.8 | Φ10×30 |
Φ4.8×25.4 | Φ10×60 |
Φ5×8 | Φ10×100 |
Φ5×50 | Φ10×140 |
Φ5×60 | Φ13×10 |
Φ6×5 | Φ13×15 |
Φ6×10 | Φ15×40 |
Φ6×12 | Φ15×50 |
Φ6×25 | Φ15×70 |
Φ6×30 | Φ20×15 |
Φ6×50 | Φ25×20 |
Φ8×10 | Φ30×20 |
Φ8×16 | Φ30×25 |
※記載されているサイズは、一部ですのでお問合せ下さいますようお願い致します。