このデッキは１０年位前のもので、最近トレイが出たり出なかったり、軽く本体をたたくと出て来る
ゴムベルトの劣化も視野に出てこない状態で蓋を外してみる　　写真①
確かに、トレイに乗ったままだ。
そこで上部のクランプ用磁石がある部品を外した　　写真②
中心の丸い黒い部分の裏側にドーナツ状の磁石がある。
原因その１
何らかのの理由で、クランプ力が強くなり、外れ無くなった。
原因その２
ゴムベルト等の劣化　　が考えられる。が黙視の結果、それほどの劣化は無い
まず、その１　のクランプ力が強くなった。磁石からのＣＤを介して吸引用の鉄板の距離が短くなる事により
吸引力が強くなった。 また、クランプを外すメカの異常も考えたが、まず次の事をやってみた、
磁石の磁力を１５％落とす事にした
弊社は磁石屋なので、こういう事は朝飯前。元に戻す事も簡単である、という事を前提に１５％ダウンさせた
本体に組み立てて、動作チェック
２０回、出し入れを行ったが、問題は無く動作
組み立てて、システムに繋いだ。
音だしして、すべての動作チェックも問題が無い

で、直ってしまった？！　非常に荒い方法だが！！
クランプ力が強くなった原因はハッキリしない。
磁石が使っているうちに強くなる！は考えられ無い。これ以上強くならない飽和状態のはすだ。
弊社も過去に、このようなクランプ磁石を量産した経験があるので分かる。

修理して、２ケ月が経った、健在に稼働しています。
2018年３月３１日　１ケ月使わず放置、約２時間演奏、約５回位、出し入れ、問題無く動作しています。
家安冨三